夏化粧 ~池上 永一~
はいさい
今回は沖縄を題材にした小説を書く「池上 永一」さんの本をご紹介。
この方本土っぽい苗字ですが、沖縄出身の方なんですね~。
しかも、仲間由紀恵が主演したドラマ
「テンペスト」の原作本を書いた方みたい。
本の題名は
「夏化粧」
以前、この方が書いた
「バガージマヌパナス わが島のはなし」を読んだんだけど、
あれはちょっと読みづらかったかな。
最初に書いた作品って読みづらいものが多いのかな。
でも、この本はとても読みやすかったですよ。
ストーリーとしては、本土で私生児を身ごもり故郷の離島に戻ってきた主人公。
島で有名な産婆さんに子供を取り上げてもらったのだが、
なぜかその子供はお母さん以外の人には姿も見えず鳴き声も聞こえない。
そんな息子を途方に暮れながら育てているある日、
その子を取り上げた産婆さん(オバー)が亡くなりそのお葬式に参列することになる。
すると、そのお葬式で読み上げられた産婆のオバーのとんでもない遺言書により
そのオバーのおまじないのせいで我が子の姿が見えなくなったことを知る。
そこからそのおまじないを解くために色々とあるのだが、
その話が奇想天外でありえない話なんだけど、想像することはできるという不思議な内容。
そして最後は人によってはハッピーエンドなんだろうけど、
私からすると少し悲しい結末でした。
そんな悲しい結末でも読み終わってもほのぼのとした気持ちになるのは
主人公の人柄や個性的な登場人物のおかげなのかな。
そして、小説の中にに出てくる海底遺跡。
与那国島の海底遺跡が見つかった後に出版されているようなので、
それが話のヒントになったりしているのかな~と思ったりしました。
分類としてはファンタジー。
あまり読むことのないジャンルだけど、とても面白かったです。
是非読んでみてくださいな♪
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